夏の思い出

nightmare

2010年09月28日 21:35

-nightmareと日焼け-


黒んぼ大会


nightmareが通っていた小学校にはこんな大会があった。


これは文字通り、どれだけ肌が黒いかを夏休みが明けた時に競う大会である。
もともと自黒の上に、海水浴なんかして更に黒くなった当方は、これだけが楽しみだった・・・なんてほどでもない。


皆の前で黒い肌を自慢するのだが、ソコには当方なぞ足元にも及ばない兵がいた。


その子の名前を『A』という。はっきり言ってAの黒さは反則である。
冬でも日焼けした当方より黒いんだから、日焼けとか関係なくね?って感じ。


当然、黒んぼ大会ではぶっちぎりで優勝するAなのだが・・・


絶対に負けられない戦いがココにはある!


納得いかない当方がAに掛けた言葉は以下のようなものだった。



『ズルいよ。Aちゃんは冬でも黒いのに!』


当方にとって数少ない、比較的よくしゃべる機会のあったその女の子は、数ヶ月間口を聞いてくれなかった・・・

ただ、当時の自分は何故口を聞いてくれないのか分からなかった。

今思えば、なんでストレートに申し訳ないこと言ってしまっただろうと思えるのだが・・・子供は正直者だ(笑)


中学卒業してから、その子とは連絡してないし連絡先も知らないのだが、もし今度会えたら誤りたいと思って、どう言おうか考えていたりする。


パターン1:漢は直球勝負!ストレートにこう言ったらどうか?

『あの時は、冬でも黒いなんて言ってゴメンネ』

でも、コレって失礼に失礼を重ねている気がするんだよなぁ・・・大体、自分は思ったことを口にしただけで、悪いことはしていない。誤るのはなんかシャクだ(爆)



パターン2:なら、定番のパターン、女性を褒める作戦!ってことで、こんなのはどうか?

『昔より、色白くなったよね』

ん~でも、コレって昔は黒かったよね!って言ってるようなもんだよな・・・



パターン3:なら、遠まわしに褒めてみるか?

『スキンケア何してるの?』

自分が女性なら・・・この男キモッ!って思うに違いない。



結局どんな風に言っても、今度こそ一生口を利いてくれないだろう(笑)

女心って難しいよね。



その後、『黒んぼ大会』は夏休み中に学校のプールに行った回数を競う『プール頑張り大会』という、いかにもゆとり教育が生みだしたつまらない大会へと変貌してしまうのであった。

『学校のプールなんてダッセ~。やっぱ、スライダーのある市民プールだよな』なんて思っていた当方が、当然入賞するはずは無かった。もっとも、もう黒んぼ大会では無くなった大会に興味がなくなっていたのだが。


なお、余談であるが今現在の当方の黒さをもってしても、Aちゃんの黒さには全く勝てる気がしない。

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