2018年03月27日
0泊2日で大島へ
生涯初めての輪行はまさかの船という選択をしました(^^;
ロードバイクに乗り始めてから程なくして、大島が人気のサイクリングスポットらしいと耳にしてはいたのですが、輪行の手間や料金を考えると二の足を踏んでいました。
東京~大島の運賃を見ると一番安い席でも片道4450円です。高いなぁ・・・

え!?このプラン安い!
行くしかねえ!ってな感じで、ソッコー予約して試した次第。
22:00に竹芝桟橋から『さるびあ丸』という客船で8時間の船旅です。(帰りは5時間チョット)
船内では自販機で食料調達したり、営業時間が限られますがレストランもあります。
追加料金を支払うことで、輪行バッグに入れずに輪行することも可能です。
船がどこにいるか画面に表示されますが・・・Windowsエラー出てるぞ!
竹芝桟橋を通過してすぐにレインボーブリッジの下を通りますので、記念に見ておきましょう
もうチョットすると工業地帯
2時間ぐらいでベイブリッジの下を通りますが、おとなしく寝ましょうZz~
一番安い料金なので、高速バスみたいなリクライニングシートになります。通路で横になって寝ている猛者も何人かおられました

騒がしい人もいるので耳栓は必須ですね。自分が騒音減になってるかもしれないけど(^^;
暖房は効いているのですが、微妙に冷たい風が当たったりしてなかなか寝付けず。
貸毛布(100円)を借りようかどうか悩みながら1時を過ぎ、今借りてもあと少しで着いちゃうしなぁ・・・なんてしばらく考えた後に結局借りたので、迷ったら直ぐに借りましょう。
5:30頃になると大島が近くに見えてきます。オレ、あの島を一周するんだな
港の周囲は崖多し
AM6:00 大島の岡田港に到着です。
大島に船で行く場合、停泊するのは岡田港か元町港になります。大抵の場合、朝は岡田港、午後は元町港に停泊するようですが、当日の天候などで判断するみたいです。下船時点では午後はどちらに停泊するか分かりません。『7:30に決定するので東海汽船のHPで確認してね』とのことです。
いかんせん初めての輪行のため輪行解除も遅い。おまけにアクションカムのベースを付けたり他の人より余分な作業もあるし・・・みんなが居なくなったころにようやく出発。
帰りの船は14:30出航、滞在時間は8時間半しかありません。距離的には余裕ですが、寄り道を考えると余裕たっぷりという訳でもありません。
よーし行くぞー!
走って5秒で坂・・・orz
ウォーミングアップもままならずにいきなり10%近い勾配、前日に70km以上走っていたしソコソコ堪えます。
この時はまだこの坂がウェルカムフルーツだとは知らずに・・・
背中のバラストを放出するため、まずは元町港へ。なんと、ココには岡田港にはないコインロッカーが存在するのです。
んなわけで、貴重品とRX-100以外の不要な荷物はコインロッカーに押し込んで再スタート。
どうせ走るなら海側の方が良いので時計回りに走ります。
まずはサンセットパームラインという、全日本選手権でも使用されたコース。
名前の通り夕暮れ時にすごくキレイという話ですが船に乗れなくなるので早朝に走っています(^^;
残念ながらヤシの葉は茶色くなってました・・・南国感、なし。
不本意ながら荷物の都合上サドルバッグ付けてます
サンセットパームラインを最後まで走る(逆走しているので起点?)と、バディーズベルというモニュメントがあります。
撮影で亡くなったダイバーの死を悼び建てられたそうです。ロープの向きで分かりますが風が強い・・・
雲が多い朝でしたが、伊豆半島まで見ることができました
時計回りに岡田港へ戻る途中に大島空港がありました
Wikiによるとジェット機に対応できるよう1800mの滑走路にしたけれど、今はジェット機の定期便は無いみたいですね。
調布からプロペラ機での定期便はあるみたいですが。
そういう背景を知ると、チョット寂しい感じがしますね・・・
学生の頃、友人が合宿免許で大島に幽閉されたと言っていたがココなのか?
大島って電車通ってないよね。踏切の練習やったのかな・・・そもそも信号すら殆どないわけだが。
サンセットパームラインよりパームっぽい道路を抜けて、岡田港方面へ戻ってようやく一周コースです。
車通りは少ないし舗装は良いし、実に走りやすい♪まぁアップダウンで脚が削られていくんですけど・・・
大島一周道路という実に分かりやすい名前がついているので、道に迷うことはないです。
椿トンネルというところを通過しましたが、ほとんど花は落ちている・・・
残り少なくなった椿の花
少し走ると椿園があって多種多様な椿を見ることができるのですが、時間の都合上パス。
隣の大島動物園にやってきました。こちらの動物園、規模はそれほどでもないですが、なんと入場無料なんです。
しきりにアピールしてくる孔雀とか
目の前をウロウロするエミュー
たそがれているフタコブラクダ(デカイ!)
好戦的なロバ
人前で喧嘩するワラビー
スーファミのスーパーマリオにあった金網エリア
野生のリス
などなど色々見られて無料ですので、大島を訪れた際は是非立ち寄ってみては如何でしょうか?
ちなみに営業開始8:30ピッタリに着いたので、客は私1人だけでした(^^;
大島動物園を抜けると長めの登り坂が続きます。勾配は大したことないですが、休んでいる人もいたので坂の耐性が無いと苦しいかもしれません。
最近は登坂ばっかりしているおかげか、個人的にはさほどキツクもなく坦々と登れました。
・・・で、途中に裏砂漠というポイントが現れます。
説明を見ると、この先1.3km行ったところに雄大な景色があるみたいなのですが、時間が無いので割愛(>_<)
今度来た時には絶対行くんだからね!
長めの登りが終わると、長めのダウンヒルが待っています。このダウンヒルが中々眺めが良いので、景色を楽しみながらゆっくり下りましょう♪
写真を撮っていただけなのに、何故かチェーン落ちしました。
ダウンヒルが終わると筆島という島が見えます。
中央にチョコンと飛び出ているのが筆島です。
隣の崖と比較するとショボく見えますが、高さ30mあるそうです。
太古の火山が浸食されて、中心部分が残ったのが筆島なんだそうな???
アンコ椿は恋の花の石碑
波浮港が眼下に見えます。あとで知りましたが、おいしいコロッケ屋さんがあるとのことなので、今度来た時には・・・(以下略)
元町港までもうチョットというトコロまで来ると、なんじゃコリャな地層が見えてきます
なんておいしそうなバームクーヘン・・・
何度も火山が噴火して降り積もった灰が作った層なんだそうで、一番下の地層で15000年以上前なんだとか。
元町港の目と鼻の先、ほぼ1周(・・・というか岡田港~元町港を往復しているのでそれ以上走っている)まで来たところで右折。
メインイベント(?)の三原山ヒルクライム開始です。
なんだこの坂!?勾配が全然落ちねぇ・・・ガーミンの勾配表示が1桁になることが殆どない。
道は広く舗装は良いけど、勾配だけなら和田峠みたいな感じです。大島ほぼ一周で獲得標高1000mを超えたところで、この坂はしんどいなぁ
この下の港付近から登って来ているのですが、どこ走って来たんだ?って感じです。
坂はキツく見晴らしの良さだけがクランクを回す希望に・・・
気持ち的に和田峠を3つ登った感じでしたが、足付きなしでなんとかクリア。
まだまだ登坂経験は少ないですが、私が登った中では最凶レベルの坂でした。
ここはまだ山頂登山口なので、三原山の山頂へ行きたい方は更に歩いていくことになります。
まぁ時間が無いので・・・(以下略)
登った後は豪快にダウンヒル・・・とはいかず、勾配がキツイのでビビりながら下ってきました。
おかげで、景色は十分楽しめました(^^;
元町港まで戻ってきて帰りの船の停泊港を確認したところ岡田港だってよ・・・またバラスト背負って走るのかよorz
岡田港に戻ってきたのは13:00過ぎ。チョット早めに戻ってきましたが輪行準備とか考えたらまぁちょうど良いぐらいかな?

食事も摂らず300kcalの補給食だけで走っていたので、アイスを食べてチョット休憩~
モタモタ輪行パッキングして帰りの船に乗船しました。

走行ログはこんな感じです

動物園からの坂と三原山が顕著ですが、全体的にアップダウンが多いです
大島のHPを見ると3~4時間で回れるオススメサイクリングコースとか書いてあったりしますが46kmありますので、家族旅行でのんびり走って楽しもう・・・なんて考えてると手痛い目に会いますので、ある程度覚悟を持って臨んだ方が良いでしょう。
Posted by nightmare at 00:17│Comments(0)
│チャリンコ